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Scramble Crossing(スクランブル交差点)2018年1月11日発信

足元で起きている問題を解決することが 専業店として生き残る道に繋がっている
JU神奈川 サクセスオート湘南 丹野快一さん

料理に合うワインをセレクトするワインのソムリエになぞらえ、お客様のライフスタイルに合うピッタリな1 台をセレクトする仕事を「自動車ソムリエ」と位置付け、自ら「自動車ソムリエ」と名乗る――

本企画、【Scramble Crossing(スクランブル交差点)】に今回登場いただくのは、先代から数えて30 年ほどJU 神奈川に加盟し、現在は青年部の副部会長として活躍しながら、神奈川県鎌倉市と横浜市青葉区で「サクセスオート湘南」を経営する丹野快一(たんの・よしかず)さん(以下、快一さん)43 歳だ。

サクセスオート湘南の社長職だけにとどまらない丹野快一さん 活動を通じて知り合った 株式会社大川印刷へ納入したトラック

中古車販売はもとより、新車販売、レンタカー、整備・アフターサポートのみならず、発展途上国への輸出まで手がける彼は、日本のオークション市場では価値が低く落札に至らないようなスクラップ予備軍のクルマをも大切に思い、「クルマに第2、第3 の人生を!」と呼びかけ、集荷し、輸出している。自動車販売業としての基本は外さないが、ひとひねり加えた企画を打ち出すのが得意なのであろう。

中古車屋さんだけにクルマを基軸にした新規事業も次々に立ち上げている。

「ママドラレンタカー(*1)」では、子育て中のママがこどもと快適にドライブできるよう、空気清浄機の設置やドライブに適したコース・スポットを紹介する「ママドラマップ(*2)」などを「特別装備」したレンタカープランを作り好評を博している。快一さん自身が子育て中だったことに加え、次に述べる「おみやげプロジェクト」で知り合ったママ達を含めた100 人を超える子育てママ・子育てパパの意見が反映されているプランなのである。

また、取材の日も「これから福祉関係者との会合に顔を出す」と話すくらい福祉情勢にも詳しい快一さん、3 タイプの福祉車両が選べる「福祉車両レンタカー」プランを用意し、1 週間や30 日などの長期レンタルまで手がける。もちろん福祉車輌取扱士も取得している。

このように、ありそうで無さそうな、他とちょっと違う、かゆいところに手を差し伸べるような企画が多く、そのどれもが独自の着眼点で生み出されている。これらについて快一さんは「自分の原点として『世の中の課題解決をしていかなければ、自動車販売業者は生き残れない』という危機感を持っている」と語る。その危機感に使命感が加わって、常に新しいことを発想し、企画し、実行しているのだ。また、「もともと地域づくりに興味があり、社会的弱者であってもできることがあると考えている」そうだ。

  • *1「ママドラ」はサクセスオート湘南の商標登録商品
    *2「ママドラマップ」は自社のために横浜デジタルアーツ専門学校の生徒が発案し協進印刷との産学連携によって完成させた貴重なアイテムだ
自社のために横浜デジタルアーツ専門学校の生徒が発案し協進印刷との
産学連携によって完成させた貴重なアイテム「ママドラマップ」

クルマ屋さんが地域のおみやげ開発プロジェクトに参加

地域活性や社会貢献を事業へつなぐことに関心が高い快一さんの「発想・企画・実行」はクルマ屋稼業だけにとどまらない。

2015年には「横浜北部のおみやげプロジェクト」を立ち上げ、「丘のよこはまプロジェクト」メンバーとともに横浜市青葉区とその周辺地域産の食材を使ったおみやげ品の開発・販売への第一歩となる「資金調達」を、クラウドファンディングを利用し成功させたのだ。達成率はなんと184%!

無事にシフォンケーキとフラン、2種のお菓子が開発・販売され地域のお土産として着々と支持を得ているそうだ。企画の立ち上げに貢献したのち、現在は代理店として商品を販売するなどサポート活動を続けている。

異業種交流で人脈の輪を広げる

――果たして「良い企業」とはどんな企業なのでしょうか。その答えを私たちは「横浜スタンダード」という言葉に込めました。この一文で始まる「特定非営利活動(NPO)法人横浜スタンダード推進協議会」。現在、快一さんはここで理事も務める。

グローバル・スタンダードが世界規模で「競争」することだとすると、「横浜スタンダード」は民間の立場で経済政策を提言する「地域政策シンクタンク」だ。低価格競争ではなく、地産地消や地域雇用、地域貢献活動に取り組んでいる企業を横浜市が「横浜型地域貢献企業=横浜型CSR(*3)」として認定する制度だ。そして横浜スタンダード推進協議会の大きな柱は、この「横浜型地域貢献企業」の認定取得のサポートだ。

また、年3回行なわれている「横浜地域貢献企業交流会」では毎回80名ほどの一般参加者と20名ほどの行政の参加があり、100名規模の交流会の実行委員長も務める。自社や地域の課題を、参加したメンバーが意見を出し合い時には自己のビジネスによって課題解決を図るというものだ。中古自動車業でいえば、「ママドラレンタカー」や、「福祉車両レンタカー」はこれに近いところに位置している。

  • *3 CSR(Corporate Social Responsibility)=企業の社会的責任

地域に貢献することで自社の経営が強くなる

ちょっとお堅い感じがするものの、快一さんは「地域に特化した活動」を「会社の枠を超えた仲間を作って活動」し、「目標をクリアして成果を出し、社会に貢献する」ことが好きなのだと強く感じる活動が多い。

これらの活動は自身の成長にプラスとなるだけでなく、本業にも還元されている。活動を通じ信頼関係が生まれ、結果として社用車や社員の車の手配を頼まれるようになったのだ。オファーはこの2年半ほどで数十件に上っており、1社で社用車5台と従業員の自家用車3台を納入した実績や、横浜市内の老舗印刷会社、大川印刷からは運搬用トラックおよびブランドのカッティングシート制作のオファーを受けている。

クルマは売るものではない

活動が好調な上向きのスパイラルを描いている快一さん。しかしうまくいっているとはいえ、そもそもなぜこういった貢献活動に積極的なのか?先述の「生き残りの危機感」以外に何か考えがあるのではないかと思い尋ねてみると次の答えが返ってきた。「うちでは従業員に車を売れとは言わないんです。クルマは買っていただくものなんです。選んでもらえる商品であること、選んでもらえる人であること、選んでもらえる会社であることを心がけています」。なるほど。いい心掛けがいい結果を呼び寄せていたのだ。

2018 年の目標は「横浜型地域貢献企業」の認定取得!

 これまでの縁で横浜市内に「たまプラーザオフィス」を支店登記した快一さん、「今年は横浜型地域貢献企業認定取得にトライします」と大きな声で語った。続けて「弊社の商品である『ママドラレンタカー』を子育て世代が利用しやすい環境になるよう、行政の子育て支援担当部署や地域コミュニティセンターなどと連携して作って行きたいと考えています」とも語る。

快一さんは先述の横浜スタンダード推進協議会主催「横浜の課題解決ダイアログ 行政職員とのアイディアミーティング」の実行委員長を2014年から長期にわたり務めている。「引き続きこの実行委員長という任務を通じて得られる、経験や情報を業務に活かし地域企業として、地域の方に『サクセスオート湘南がないと困る』と言っていただける企業を目指します」と、干支のイヌよろしく、2018 年も元気いっぱい駆け抜けていくようだ。

会社名
有限会社サクセスオート湘南
本社
〒247-0075 神奈川県鎌倉市関谷742
TEL
0467-47-5830
FAX
0467-47-5839
支店
たまプラーザオフィス
〒225-0002 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-13-10
吉村ビル1F まちなかbiz あおば内
創業
1987 年2 月27 日
代表者
丹野 快一(たんの・よしかず)

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