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Pickup News2017年11月9日-5

「スーパーカブ」シリーズ、世界生産1億台突破
 セダン型から箱型へホンダ車の原点 -ホンダ-

本田技研工業(八郷隆弘社長)の礎を築いた2車「スーパーカブ(カブ)」シリーズの世界生産累計台数が10月、1億台を達成した。1958年8月、初代の量産が大和工場(旧埼玉製作所和光工場)で開始されて来年には60年を迎える。翌59年にはアメリカへの輸出が開始されている。

その後、需要があるところで生産するという企業理念のもと、61年に台湾でノックダウン生産が開始され、現在は世界15ヵ国16拠点で生産されている。今もホンダの顔として存在している。

カブはホンダ創業者の本田宗一郎氏(故人)が開発の指揮をとった。運転がしやすく安価、4輪車を含めて最初に乗るクルマとして存在感があった。記者自身も最初のクルマに触れたのが、カブだったと記憶する。左足でペダルを踏めば変速できるクラッチが採用され、舗装されていない道路や坂道でもスムーズに走行・操作できる優れものだった。

現在も、基本設計やデザインをほとんど変更されず延べ160ヵ国以上で販売されている。現在は熊本製作所(熊本県大津町)で生産されている。

国内では商店の出前などや郵便局の配達、宅配、新聞配達などで広く使用されている。ベトナムなどではカブはホンダと呼ばれる。アジアの工場で作られたカブは全生産の50%以上のシェアを占める。

低所得者にも手の届く乗り物して新興国での生産でホンダブランドの浸透に貢献して、ホンダの4輪車販売にも勢いをつけた。

原動機付き乗り物として初めて到達した1億台。4輪車の最量販車の生産が4500万台のカローラや3300万台のVWゴルフであるからそれに比べて、インパクトの強さがわかる。

初代スーパーカブは、経済性、耐久性に優れた画期的な高性能50cc4ストロークエンジンが搭載され、乗り降りが容易にできる低床バックホーンフレームや、クラッチ操作がいらない自動遠心クラッチシステムが採用されており、足元への泥はねや走行風を軽減する大型の樹脂製レッグシールドを装着するなど独創的なデザインだった。

カブシリーズは、各国文化や多様化していく顧客ニーズに合わせてグローバルな展開で、世界中で愛用されるロングセラーモデル。2007年に電子制御燃料噴射システムが搭載され環境性能を高めるなど進化を続けているが、基本コンセプトは変えず、独自のスタイルは現在も受け継がれている。

2輪車の販売環境としては国内では市場の伸びが鈍化して停滞しており東南アジアのベトナム、タイ、インドネシアでの伸びも鈍化している。これから期待されるカンボジアやバングラディシュ、ミャンマーなどの未開拓市場があるものの、次の大台2億台を目指しての環境はイバラの道となりそうだ。

4輪車がそうであるように電気自動車(EV)開発が2輪車でも必須となってくるだろう。


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